
季節になると、誰かが袋にいっぱいアキーを持ってきてくれて、私は毒を残しちゃいけないってんでちょっと緊張しながら、以上のことを教わって料理をしました。誰も死ななかった!持ってきてくれる人たちは、よく知っていて、一番いい時にもいできてくれるから・・・・ジャマイカの人たちは信じていい。
毒は、アルカロイド(植物に含まれる塩基性物質とか)で、吐いたり、ひきつけや低血糖症を起こすのだそうです。栄養の方は、といえば、必須脂肪酸、ビタミンA、亜鉛、タンパク質などが豊富だそうです。インターネットで調べていたところ、1886年以来、5千人がアキーの毒で死んでいるそうですが、ジャマイカのデータなのか、アメリカのデータなのか、見つけられませんでした。多分、アメリカの・・・・うちのすぐそばでこの木を見つけましたが、フロリダでは違法ではないものの、誰が口にしないとも限らない、子供が遊んで食べるかもしれない、・・・・・ので、この木を知らない人は庭に植えるのはお勧めしません、ということになっているようです。実は缶詰で買えますが、それ以外の実の売買は禁止されてる。それでも欲しい人はいるらしく、木や種がインターネットで売られていました。ジャマイカに行って、アキーが美味しかった、それで家に帰ってからも自分で育てて食べたい・・・・というのは私は嫌いです。ジャマイカの思い出、でいいじゃない、いつでもどこでも何でも食べたいというのはワガママ勝手で奢りだという感じがします。

10年ちょっと前に、2年ほどジャマイカに住んでました。ジャマイカ人とこのアキーは切っても切れない仲・・・未熟なうちに食べると毒、でもジャマイカ人はいつ食べたらいいかちゃんと知ってるし、結構栄養があるらしい。アキーとしょっぱい乾燥タラに玉ネギ、トマト・・・を加えて炒めた料理はジャマイカの代表で、ツーリストにも人気があるけれど、地元のお気に入りでもあるのは、やっぱり、材料を買わずに木からもいでくればいいからでしょうか。その料理ではよく、アキーはスクランブルエッグみたいな味、と表現されます。フワフワしていて、他に比べようのない食感と不思議さです。
2 comments:
ジャマイカというとボブマーレーやレゲーしか思い浮かばなかったけど、カリブ海沿岸は興味津々。ブルーマウンテンの国だったね。
日本のフグもちゃんと下ごしらえしないととんでもないことになるよね。アキー同様、季節にあわせてご当地でいただくのが一番幸せって、すごく納得!
ちょっと怖そうな話でけど、こっちにはアキーは無いだろうから心配無用かな。まあ、そっちへ行った時にはご馳走してもらおうか、、 でも、その時に敵か味方でも調理方は変えないで下さいね。(笑)
色のついた自然の果物はいつもきえれいですね。
珍しいお話をきかせてくれてサンキュウ。
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